再生状態をすべての画面で統一する
ロック画面コントロールからミニプレイヤーまで、再生に関わるすべての画面が単一の状態を参照するよう整備した。
再生状態が表示される箇所は複数存在する。ロック画面のリモートコントロール、下部のミニプレイヤー、リールビュー、そして動画のトランジションとループだ。リリース初期における品質問題の大半はこの部分に起因していた。一方の画面で停止したにもかかわらず別の画面では再生中と表示される、あるいは表示されているトラック情報と実際に再生されているオーディオが一致しない、といった不整合が生じていた。
今回の対応は機能追加ではなく、状態の整合性確保を目的としていた。オーディオ、映像、適用済みエフェクト、Now Playingメタデータがすべて単一の状態ソースを参照するよう、データフローを再構築した。リバーブなどのエフェクトおよび映像のトランジション・ループ処理も同じフローに統合し、画面遷移時に再生コンテキストが維持されるようにした。
スプラッシュ画面とオンボーディングも併せて整理した。初回の起動体験の完成度は、それ以降の製品全体の印象に直接影響するという判断に基づく。
再生体験の信頼性は機能数ではなく状態の一貫性によって決まる。どの画面から操作しても同一の再生状態が保たれることが、今回の整備における核心だった。